富山県婦人の歌

さわやかに明けゆく朝の
   (昭和28年3月)

富山県教育委員会
北日本新聞社  選歌
富山県婦人会
末岡千鶴子   作曲
黒坂 富治   編曲



                   

                    さわやかに明けゆく朝の
                    窓ひらき 光を呼べば
                    新しくいのちは燃えて
                    おみなの道をのばしゆく
                    よろこびはあふれ匂うよ
                    ともにともにめざめて
                    いざ 拓かなん文化の園を
                    富山県婦人の誇、
                    誇かざして
                    ああ 立山の雪は輝く

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                    新たなるくらし樹てゆく
                    いとなみに夢呼ぶ知性
                    老い若き幼き人の
                    うるわしき幸支えゆく
                    まごころは虹と匂うよ
                    ともにともに努めて
                    いざ はばたかん理想の空を
                    富山県婦人の愛を、
                    愛をかかげて
                    ああ 有磯海の潮は高鳴る

                   3

                    雨風はいかに繁くも
                    さらによき明日の社会を
                    築かんと祈りのごとき
                    一つごころに励みゆく
                    凛々しさは花と匂うよ
                    ともにともに携え
                    いざ 進まなん民主の道を
                    富山県婦人の力、
                    力結びて
                    ああ 越の郷恵みゆたけし